[2025.02.21]
本年2月18日に福島県福島市高湯温泉の温泉関連施設において、源泉の管理作業に向かった3名の方が亡くなるという痛ましい事案が発生しました。
一部報道のよると、硫化水素ガスによる中毒死の疑いがあるとされております。
日頃より源泉や施設管理を行っている温泉事業者においては、硫化水素中毒事故のリスク等に「公共の浴用に供する場合の温泉利用施設の設備構造等に関する基準(平成29年9月1日付け環境省告示第66号)」(以下、「告示」という。)や「温泉利用施設における硫化水素中毒事故防止のためのガイドライン(平成29年9月環境省発行)」(以下、「ガイドライン」という。)を参考に対応いただいていると思いますが、告示及びガイドラインを今一度ご確認いただき、更なる安全対策や事故の未然防止に万全を期していただけますようお願いいたします。
「公共の浴用に供する場合の温泉利用施設の設備構造等に関する基準(平成29年9月1日付け環境省告示第66号)」
(https://www.env.go.jp/nature/onsen/pdf/2-5_p_25.pdf)
「温泉利用施設における硫化水素中毒事故防止のためのガイドライン(平成29年9月環境省発行)」
(https://www.env.go.jp/nature/onsen/pdf/2-5_p_21.pdf)
ガイドラインにおいては、
・積雪時における配湯管のガス抜き孔等の高濃度硫化水素発生箇所等のリスク
・高濃度硫化水素発止箇所等における保守等を行う際の注意点
について記載しております。